軽快な歌


君に何ができるのだろう
そんな小さな背中の癖に
総てを一人で抱え込んで
尚も歩き出そうとしているんでしょう
 
何処へも行けやしないと 君だって気付いてるはずで
それでも歩みを止めないのが
君の素晴らしい所だと思うのです
 
 
君が何をしたのだろう
不自由が寄って集っている
それでも前から目を反らさないで
顎を引いて睨んだりしているんでしょう
 
どうにもならないかもって 考える夜だってあるはずで
それでも諦めを知らないのが
君をほうっておけない所以です
 
 
ねぇ 見てください 鏡の中を
もうそんな辛い顔しないでください
ねぇ 見てください 今の君を
その内側に眠る「明日」の種を
 
 
一人でいることが 素晴らしいってワケじゃなくて
誰かといる時にしか
零せない笑顔がある筈
 
一人でいることが 君を苦しめるのであれば
この身を呈して
阻止してあげましょう
 
軽快な歌でも唄ってさ

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