絹文化継承プロジェクト
「校旗を作ろうプロジェクト」

 群馬県世界遺産課のサポートにより、1校あたり約500頭の蚕を飼育する事業。28年度は県下で45校参加。集められた繭は、碓氷製糸農業協同組合で生糸にした後、桐生市の織物業者で絹(絹布)にしてもらいます。その後、染色を施された絹布に、校章等を刺繍してもらいます。


6月6日(月)
配蚕(はいさん)500頭(とう)-3齢(れい)3日目 今年もカイコがやってきました。
6月7日(火)
3眠(みん)1日目 みんな頭を持ち上げています。消毒(しょうどく)のため石灰(せっかい)をかけました。
6月8日(水)朝
3眠(みん)2日目 まだみんな寝(ね)ています。
6月8日(水)午後
気の早いカイコが3眠(みん)から目覚(ざ)め、脱皮(だっぴ)しています。
6月9日(木) カイコがおきてしょくよくがすごい。(2年)
ほとんど目覚(ざ)めたので、今日から当番表にしたがってめんどうをみます。
4齢1日目。今日は2年生が当番(とうばん)。網(あみ)をかけて、飼育箱(しいくばこ)を二つに分けました。カイコの糞(ふん)や食べ残しの桑(くわ)などもじょうずに取り除(のぞ)きました。
6月10日(金)4齢2日目。カイコが元気だった。(2年) 6月12日(日)4齢4日目。網(あみ)をかけました
6月13日(月)4齢5日目。前よりも大きくなっていてびっくりした。(3年)
今日は、3年生が当番。飼育箱を取り替(か)えて、除沙(じょさ)作業(さぎょう)後(ご)、桑(くわ)をあげました。
気温(きおん)20度前後が続(つづ)くため、成長(せいちょう)が少(すこ)し遅(おく)れ気味(ぎみ)かもしれません。
6月14日(火) 4眠1日目。朝からほとんど寝ています。
消毒(しょうどく)のため石灰(せっかい)をかけました。
講師の沢田先生によるとその理由(りゆう)は、右のとおりです。
1 床を乾燥させる。
2 カイコを病原菌から守る。
3 早く目覚めたカイコに残り桑を食べさせない。
6月15日(水) 4眠2日目 バクすい。寝ていた。(4年)
カイコ脱皮中(だっぴちゅう)です。朝8時ごろ脱皮(だっぴ)をしていたのは、5〜6頭。15時ごろで7割(わり)が脱皮終了(しゅうりょう)。沢田先生が訪問(ほうもん)されて、桑をあげるのは、明朝(みょうちょう)に決定(けってい)。 1年生が桑の葉(は)をとりに行きました。今では利用(りよう)されなくなった大きな桑の木の葉をいただきます。
6月16日(木) 5齢1日目 元気だった。いっぱいくわの葉を食べていた。(4年)
4眠から目覚めました。毎日最高気温が約20度で少し遅れ気味のようです。飼育箱を4つに分けました。
6月17日(金) 5齢2日目 すごい食べていた。朝いっぱいあげたのにひる休みになくなっていた。(4年)
6月18日(土) 5齢3日目 6月19日(日) 5齢4日目
6月20日(月) 5齢5日目 大きくなっていた。25分休みにはもうなくなっていた。(6年)
6月22日(水) 5齢7日目 きのうから1年生が当番です。
今日は、なんもくテレビが取材(しゅざい)にきました。1・2年生で桑とりに行ったり桑をあげたりしました。
先輩(せんぱい)らしく2年生が1年生に教(おし)えています。 
くわのはをたべるとおとがする。(1年)かいこがはっぱをいっぱいたべた。(1年)ねてるかいこ?がいた。(1年)
6月23日(木) 5齢8日目 
カイコがたくさんかたまっている所もあればばらばらの所もあった。くわの葉を全員食べていた。あっというまに大きくなっていた。カイコ上げが楽しみです。(6年)
カイコは、今日も一日中食べ続けました。カイコ上げに備(そな)えて回転(かいてん)まぶしをセットしました。
↓ 6月24日(金) 5齢9日目 熟蚕(じゅくさん)1日目 カイコ上(あ)げ 熟蚕の通称(つうしょう)【方言】は「ずう」といいます。
朝繭(まゆ)を作り始めていたのが2頭 20頭ほど、ずう拾(ひろ)い もうあまり食べません みんなそろってカイコ上げ
1・2年生作業開始(さぎょうかいし) 3年生以上作業中 1年生おぼんにずうを集めます。 2年生おぼんにずうを集めます。
2年生回転まぶしに移(うつ)します。 1年生回転まぶしに移(うつ)します。 じわじわと広がります。 カイコ上げ終了です。
お気に入りの場所を求めて広がります。 落ち着いたところで回転できるようにセットしました。
↓ 6月25日(土) 繭(まゆ)作り1日目
↓ 6月27日(月)  朝礼 碓氷製糸(うすいせいし)農協(のうきょう)澤田(さわだ)先生の話
蚕(かいこ) → 繭(まゆ) → 生糸(きいと) → 絹(きぬ) と実物を見ながら話を聞くことができました。
繭(まゆ)作り3日目です。なかには、今日からとりかかるカイコもいます。
↓ 6月29日(水) 蛹化中(ようかちゅう)
玄関(げんかん)に展示(てんじ)しました。繭(まゆ)の中で蛹(さなぎ)に変化(へんか)しているころです。 繭が一番多く入っているまぶしです。
↓ 7月4日(月) 本日、出荷(しゅっか)します。朝、みんなでまゆかきをしました。
まゆかき 毛羽(けば)取(と)り
収繭(しゅうけん) 全部(ぜんぶ)で502個(こ)。玉繭(2頭)でつくる繭はありませんでした。 全部で972グラム その他の8個は色つき(カイコのおしっこによる)のため不良
↓ 7月11日(月)絹産業(きぬさんぎょう)と上毛カルタの話 ↓7月 繭が碓氷製糸農業協同組合(安中市)に運びこまれました
一番さがしずらかったのは「め」でした。 写真提供:群馬県世界遺産課
絹文化継承プロジェクト県庁展示 学校に届いた校旗