南牧小学校の紹介


1.地域の概要〜私たちの学校は、こんなところにあります!!〜

★南牧村は、群馬県の南西部にある世帯数1,047戸、人口1,986人(H29.5月末現在)の小さな村です。

★南牧村は、西部から流れる南牧川の渓谷に沿ってわずかな平地が開け、そこに住居や商店が点在しています。森林資源が豊富で、炭が特産品となっています。他に、黒瀧山不動寺・大日向の火とぼし(旧盆行事)などが有名です。
 東西に地方道下仁田臼田線が通り、また磐戸地区から地方道下仁田上野線が分岐し、南の上野村へと通じています。平成16年に3月に開通した「湯ノ沢トンネル」により、奥多野地方へのアクセスが容易になりました。

南牧小学校は、南牧村の東部にあります。村内の児童数は過疎化により年々減少し、平成6年に村西部にあった尾沢小学校・村中央部にあった月形小学校が統合して(旧)南牧小学校となり、さらに平成14年には磐戸小学校・(旧)南牧小学校が統合して磐戸小学校となり、村では唯一の小学校となってしまいました。平成17年からは南牧小学校と名称変更し、現在に至っています。

2.学校の概要〜私たちの学校のデータです〜

・学校の位置

南牧小学校(旧磐戸小学校) (旧月形小・旧南牧小学校) (旧尾沢小 現民俗資料館)
北緯 36°10′15″ 36°9′16″ 36°9′29″
東経 138°44′18″ 138°42′40″ 138°39′43″
標高 328m 365m 467m

・児童数(H28.4.1現在)

1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計
16
 8
24

・沿革(主なもの)

年月日 学校 沿革(できごと)
明治6.5 磐戸小 磐戸村に磐戸小学校の前身である南牧艮(ごん)学校が設置される。
明治6.11 尾沢小 砥沢村に尾沢小学校の前身である南牧中学校(下等8〜6級)が開設される。
明治7.3 月形小 大日向村に月形小学校の前身である大日向村大仁田学校組合が設立され、大日向市川半六氏宅に南校設置。
明治7.10 磐戸小 大塩沢村に塩沢学校、小沢村に小沢学校設置。
明治8.4 尾沢小 星尾地区に星尾小学校、勧能地区に南牧南小学校を設置。
明治10.11 月形小 南校を大日向安養寺に移転、大仁田地区に分校設置。六車地区に仮校舎設置。
明治18.4
尾沢小
月形小
磐戸小
学校令改正。
南牧中・星尾小・南牧南小が合併し、群馬県第72学区北甘楽郡第8小学校が開校。
大日向村・大仁田村・六車村の3校が合併し、群馬県第72学区北甘楽郡第9小学校が開校。
磐戸・塩沢・小沢の3校が合併し、群馬県第72学区北甘楽郡第10小学校が開校。
明治18.11 月形小 大日向雨沢に校舎落成。(現在の南牧中学校の敷地内)
明治24.9 尾沢小 羽沢尋常小学校と改称。(高等小学校は月形)
明治24.11 月形小 月形高等小学校と改称。
明治32.8 磐戸小 千原地区に本校舎新築落成(現・南牧小学校の敷地内)
明治33.6 尾沢小 高等科を併設し、尾沢尋常高等小学校となる。
明治33.6 月形小 月形尋常高等小学校となる。
明治34.12 尾沢小 校舎新設。(現在の生涯学習センターの場所)
明治38.5 磐戸小 大塩沢村に分教場設置。(のちの磐戸小大塩沢分校)
明治39.6 月形小 六車村に分教場設置。(のちの月形小六車分校)
明治40.6 磐戸小 檜沢村に分教場設置。(のちの磐戸小檜沢分校)
大正9.4 磐戸小 磐戸村尋常高等小学校と改称される。
昭和2 磐戸小 青い目の人形(リードちゃん)が寄贈される。
昭和22.4 尾沢小月形小磐戸小 学校教育法、6・3・3・4制始まる。
3小学校はそれぞれ尾沢村立尾沢小学校、月形村立月形小学校、磐戸村立磐戸小学校となる。
昭和30.3 尾沢小月形小磐戸小 尾沢村・月形村・磐戸村が合併し、南牧村が発足。
3小学校はそれぞれ南牧村立尾沢小学校、南牧村立月形小学校、南牧村立磐戸小学校となる。
昭和33.5 磐戸小 校歌制定。(作詞:北上健・作曲:米山正夫)
昭和35.10 磐戸小月形小 市川文庫創設。(市川勇太郎氏寄贈)
昭和35.10 尾沢小 全国へき地教育研究大会分会場となる。
昭和41.4 磐戸小 群馬県教育委員会国語研究指定を受ける。
昭和42.4 磐戸小月形小尾沢小 完全給食実施。
昭和43.4 磐戸小 岩石学習園を設置。
・群馬県野鳥愛護林校に指定される。この年より黒滝山の巣箱掛け開始。
昭和45.11 尾沢小 文部省指定道徳教育研究校として研究発表。
昭和46.2 月形小 「親と子の20分間読書」研究発表。
昭和48.11 月形小 むし歯半減運動実施校として日本学校歯科医師会から表彰を受ける。
昭和50.7 磐戸小 プール落成。
昭和52.9 磐戸小 全日本よい歯の学校表彰を受ける。(昭和55・56・58も)
昭和52.11 磐戸小 群馬県健康優良校として表彰を受ける。(昭和53・55〜58・60〜63・平成元・3〜7も)
昭和54.5 磐戸小 新校舎(現在の校舎)落成。
昭和55.8 月形小 緑の少年団結成。
昭和56.3 月形小 六車分校閉校。
昭和56.4 磐戸小 「親と子の20分間読書」指定を受ける。(平成3にも指定を受ける)
昭和57.3 磐戸小 ・大塩沢分校・檜沢分校閉校。
・第5次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜昭和62まで)
昭和59.8 磐戸小 正座給食室と児童会室を改造し、「みどりの部屋」をつくる。
昭和60.5 磐戸小 環境庁より鳥類保護の学校表彰を受ける。
昭和62 磐戸小 ・第6次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成4まで)
昭和63.4 尾沢小 群馬県「体力つくり実践推進校」に指定。
平成3.3 月形小 社会福祉協力校として3年間の指定研究終了。
平成4.6 磐戸小 ・第7次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成9まで)
平成5.3 磐戸小 新青い目の人形ゲールちゃんを迎える。
平成6.4 尾沢小月形小 児童数減少に伴い、尾沢小と月形小が統合、南牧小学校(旧)として発足。
平成6.8 南牧小(旧) NHK全国学校音楽コンクール出場(平成7・9にも出場)
平成7.4 南牧小(旧) 群馬県教育委員会環境教育実践校指定を受ける。(平成8年発表)
平成9 磐戸小 ・群馬県第8次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成14まで)
平成10.5 磐戸小 日本鳥類保護連盟会長賞を受ける。(平成11年記念碑建立)
平成11.4 磐戸小 群馬県国語研究協議会実践指定を受ける。「表現力に視点を当てた研究」(11月発表)
平成13.2 磐戸小 磐戸小全児童俳句集「のぞみ」KSプランニング様の好意により上梓。
平成13.4 磐戸小 群馬県貯蓄広報委員会より金銭教育研究校指定を受ける。(平成14も)
平成14.4 磐戸小南牧小(旧) 児童数減少に伴い、磐戸小と南牧小(旧)が統合、磐戸小学校として発足。
・群馬県第9次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成19まで)
平成15.3 磐戸小 統合記念碑・二宮金次郎像が寄贈される。
平成17.4 南牧小 ・校名変更に伴い、名称が南牧村立磐戸小学校から南牧村立南牧小学校へ変更される。
平成18 南牧小 ・校内LAN設置工事(各教室・特別教室)
・ギューリック三世をお迎えし「青い目の人形集会」を開催
平成19 南牧小 ・青い目の人形「ジェン・リード」を長崎市歴史文化博物館に貸出(平成19年6月まで)
・プールの補修工事
・群馬県第10次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成24まで)
・台風9号による影響を受ける
平成20 南牧小 ・校内LANの整備(職員室と各教室にパソコン導入)
・旧磐戸中旧校舎解体と中庭の整備
・ぶらんこ、登り棒、チェーンネット新設。すべり台を旧尾沢小より移設。
平成21 南牧小 ・パソコン室の全パソコンの入れ替え
・各階流し給湯器設置
・トップアスリート派遣事業(文部科学省)卓球教室
平成22 南牧小 ・電子黒板設置
・校舎耐震工事 
平成23 南牧小 ・特別教室扇風機設置
・租税教育推進の取組に対し富岡税務署より感謝状が贈呈される。
・児童会の取組に対し村社会福祉協議会より感謝状が贈呈される。
平成24 南牧小 ・群馬県第11次「愛鳥モデル校」の指定を受ける(〜平成29まで)
・特別支援学級設置(〜平成25まで)
・群馬テレビ「地域が支える小中学校〜みんなの時間〜」放映
平成25 南牧小 ・第3回ぐんまスクールオブザイヤー「最優秀賞」受賞
・プール改装工事
平成26 南牧小 ・FMぐんま「こどもラジオ」収録・放送
・サロンコンサート開催(日本サロンコンサート協会)
・時事通信社「教育奨励賞・努力賞」受賞 『内外教育』掲載
平成27 南牧小 ・第69回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい「文部科学大臣奨励賞」受賞
・群馬県絹文化継承プロジェクトに参加 1月30日県庁における学習発表会にて1・2年生が発表
・鉄棒新設
平成28 南牧小 ・ベイシア21世紀財団「特色ある教育活動」助成金を受ける。
・第9回群馬銀行環境財団教育賞で最優秀賞受賞
・群馬県絹文化継承プロジェクトに参加(群馬県庁に展示)
・箏曲七声楽院仲林光子様より箏10面寄贈される。

3.学校の特色〜私たちの学校にはこんなものがあります!〜

 リードちゃん(右)は、昭和2年、日米関係の悪化をふせごうと、宣教師ギューリック1世が
全米に呼びかけて、12739体を全国の小学校に寄贈したもののひとつです。
南牧小の近くで へのリンクは、富岡小・下仁田小にも寄贈されましたが、現存しているのは
南牧小のものだけだそうです。戦争中、敵国のものだということで、多くは破棄されて
しまったからです。
 ゲールちゃん(左)は、ギューリック1世のお孫さんであるギューリック3世が、祖父の意志を
継いで送りつづけているもののひとつです。
 なお、最初の青い目の人形は、全国で250体あまり残っているそうです。(上毛新聞記事より)
平成18年6月には、ギューリック3世が来校され、青い目の人形集会が開かれました。
青い目の人形

南牧村は砥沢(とざわ)の
砥石(といし)や椚石(くぬぎいし)
といった石の産地でもあります。
そんなことから、南牧の石に
ついて理解を深めてもらおうと、
昭和43年に設置されました。

昭和54年の校舎新築の時に
理科室の裏手に移されました。

昭和59年に2教室を改造して
できた「みどりの部屋」は、
写真の通り、全面緑のじゅうたん
がひかれた多目的ルームです。

集会など、様々な活動に
使われます。
岩石園 みどりの部屋
平成14年に磐戸小学校と
南牧小学校が統合されたのを
記念して立てられました。

新しく二宮金次郎像が建て
られるというのは大変珍しい
とのことで、県内はもとより、
他県からも見に来られる方も
います。

校舎の前の庭の東側から、
学校を見守ってくれています。
校舎前の庭の東側に、
うさぎ3羽が住む飼育小屋が
あります。
子どもたちが縦割り班で毎日
世話をしています。

うさぎは、獣医さん、地域の方から譲り受けました。
二宮金次郎像 飼育小屋