桧沢岳(ひさわだけ) |
棒状の岩を2つくっつけて立てたような頂上部をしていて、かなり個性的な形をしている。しかし上野村との村境をなす高い山に囲まれていて、その姿をきわだった形で楽しめる地点が少ないのは残念。南牧川をはさんで対角線の位置にある大久保集落からのながめが一番よいか。
ベストシーズン
四月下旬〜5月上旬のツツジがみごとなのは他の山と同じ。私が登って特に印象深かったのは3月下旬。雑木と岩の山なので、落ち葉を踏みしめて歩く感触と、周囲の木からの芽吹く直前の生気のみなぎりがすばらしかった。
登山ルート
桧沢地区の最奥集落である根草(ねぐさ)から。道路の左側に人家が数軒固まっている。この中で、一番奥にある家を目標に行き、その家(無人)の庭を通って左側に回り込み、小道沿いに登る。前方の山を見上げると、右奥の雑木の中に松の木の梢が見える。あとはこの木を目指して歩く。登山者が少ないわりには歩きやすく、枝分かれする小道もないので、すんなり頂上部には着ける。帰りは、他の方向へ行く道もあるが、悪路なので、来た道を帰るのが無難。