栽 培
日本固有のサツキを花と盆樹で楽しむ
サツキは、江戸時代から庶民の間で愛好され、交配実生法
による新品種の作出や枝変わりの発見により今では、1千種
とも2千種ともいわれている。
私のところには80鉢しかないが自分でサシ芽より培養したもの
約1割、新木仕立のもの約2割、その他で種類は約40銘柄。
初めの頃は、流行の新花を追い求め、鉢数も150ほどに増え
たが、新花は、概して栽培上問題があり、古くからある風土に
適合したものにだんだん切りかえるようにした。
今は、「日光」「晃山」「如峯山」「大盃」「金采」「栄冠」「華宝」
等流行に左右されない本来のものを主体に培養中である。
最近サツキ栽培に熱中しているトッププロゴルファーの
尾崎将司氏は、「生きものというのは、自分がどれだけ愛を
注ぎこんだかだと思う・・・・・・・・」
「植物は絶対にいい形に育てたい。いいものを買ってきて
置いといて誰かにやってもらっていうんじゃ、もうこれは花木 を愛する人間の姿ではないと思う。皆で一緒に楽しみ趣味の サツキを語る、そこから和が生まれる」と胸中を熱く語ってる